Cantina suzuki
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Grappa グラッパ■
ワインのために葡萄をプレスした後、残った果皮等を蒸留したイタリアの食後酒。いわゆるカストリ酒であるが、
かっては北イタリアのワイン農家が自家用のために造っていたそう。現代ではイタリア全土で飲まれるようになり、
また高級化している。
@グラッパは葡萄の絞りカスを原料、アクア・ヴィーテは葡萄ジュースを発酵させ、蒸留させる。

歴史は1000年位前とも言われているが、ルネッサンスの頃、北イタリアで蒸留の技術が進歩し、北イタリアを
中心に発展したといわれる。

語源はバッサーノ・デル・グラッパ村グラッパが発祥地と言うことからという説とグラスパとヴェネト州で葡萄を
つぶしたという意からきているという説がある。

グラッパという名称は1989年にヨーロッパで認められ、イタリア国内で規定が整ったのが1997年である。
グラッパ博物館  バッサーノ・デル・グラッパ村にあり、1400年代の建物(パラッツオ)に、昔ながらの
蒸留器やグラッパ造りの歴史を展示している。(
POLI社)
グラッパ村のグラッペリア
アルコール度数は37.5度以上。またアルコール度数が高い為、国の許可無しには造れず、昔は
ワイン醸造所でも自社の葡萄グラッパを造っていたようだが、現在は
100位の蒸留所があるとも言われている。
最近では、
SassicaiaGAJA等の元になる葡萄の指定で造られる高級グラッパが増えているが、蒸留所によっても
味わい・風味の違いがある。
Sassicaiagrappaは、
蒸留所の違いが良く判る
@グラッパ造りの名人 ロマノ・レヴィ
Romano Levi  1928年生まれ。194517歳よりGrappa造り(同年父親を亡くしている)栗・ブナ・オーク・アカシア
等の樽で
110年熟成。(アカシアの樽からは黄金色のGrappaが)主にアンジェロ・ガィアの畑からの葡萄の滓を昔ながら
の直火法で。
1年で600Lの樽で1520樽を蒸留。アルコール度数は4955度と高め電話も無く、直接きた人間だけに
販売する幻のグラッパ。地元のエノテカでも直接買い付けに行くしかないし、僅かな数しか売らない。唯一直火焚きの
蒸留にこだわりながらも、「わしゃグラッパのことは分からん」と煙に巻く。我々がレヴィさんの所へ訪れたのは日曜日。

庭に黒いゴミ袋が山積みになっていて、これはゴミの山か?と疑問が。
葡萄の絞りカスをあの中で発酵させていることに後で気が付く。
レヴィさんが現れフェンス越しに「今日は日曜日だから明日おいで」と言われる。噂ではレヴィさんと約束したが4時間
待たされたとか、結局会えなかったということも聞いていたので、先ず顔を拝見出来ただけでも幸運と思う。
この日はAstiの町から移動中に奇遇にも、白トリュフを探している犬に出会い、おじさんから小さな白トリュフをプレゼント
されたりと運の良い日だったのかも
翌日工場の方へ伺うと機嫌が良いらしくて、グラッパ工場に通してくれ、試飲させてもらい、彼のアトリエに案内される。
自作の油絵や若い頃のポート―レートが貼ってあり、オープンカーにガールフレンドを乗せている写真などもあり、
なかなかのプレイボーイだったようだ。
レヴィさんよりグラッパを1本プレゼントされ感激、友人とこの1本は還暦の時に飲もうと言う事に
その後、ピエモンテの彼方此方のエノテカでレヴィさんのグラッパを探したが、なかなか売ってくれません。
「売るのは簡単だが、手に入れるのが大変」「100本になったら、これを売って世界1周に行くから今は売れない」
というエノテカやらで、頂いた1本の価値を改めて思い知る。

それでも何とか3本だけ手に入れることが出来たが、空けるのが惜しくて4年間結果的に寝かせる事となった。 
その中の1本を恐る恐る空けて試してみたところ、流石に只者ではなかった。深い!変化する!香りもすごい!
鼻に抜ける香りが素晴らしい!パワーを感じるグラッパ!芸術的といっても過言ではないだろう。元の葡萄も
きっと偉大なのだろうが、造り手に敬意を表さずにはいられない。恐るべしレヴィ爺さん!

上のグラッパは、Leviさんが1988年の11月にピエモンテの老舗エノテカ・コンテアにクリスマス・プレゼント
として贈ったもので、
Angelo Gajaの葡萄を使ったと記されている)

ただ、レヴィさんのグラッパは1本・1本味が違うとも言われているし、また最近のものと以前のものでは、
随分変わったともいわれている。また、ドイツでの人気も高く、レヴィさんのの本が
2冊出版されている。

飲み方  
基本的に食後酒であり、デザートも終わり、エスプレッソの時にオーダーする。

ワイン等のアルコール度数の低いものは胃を活性化し食欲増進に役立ち、「さぁ、これから食うぞ!」という食前酒で
あり食中種であるが、グラッパは腸を活性化し、食後の消化を助ける役目も担う。イタリア人でも飲み方は分かれ、
そのままストレートで飲む人、エスプレッソに入れて飲むのが
1番という人、凍らせたのを飲むのがという人、
其々の持論を持っている。個人的に思うには、味・香りを楽しむ為にもそのまま常温で飲むのが好きだ。

もちろんそれほど飲めない方にはエスプレッソにちょっと垂らして香りを楽しむのも良いと思う。(カフェ・コレット)

@グラッパのグラス

小さなおしゃれなグラスから、少し小さめのグラス。ワイングラスに注がれる時も。リ―デル社のグラッパグラスも
香りを大事にしていて良いグラスです。

ですが、あまりこだわらずに自分の気に入ったグラスでOK.