Cantina suzuki
札幌市中央区南2条西3丁目カタオカビルB1F
TEL 011−222−3026
■2004年イタリア旅行記■

7月8日

千歳発7:50の羽田行きへ。辛いのは羽田から成田への移動である。これがいやで関空を利用するという人がいるのが良く分かる。

本来ミラノ経由のヴェネツィアなのだが、オーバー・ブッキングのため、アムステルダム経由となるが、代わりにビジネスクラスで50分ミラノ便より早く着くというので、かえって運が良かったが、疲れで背中が痛い!。

ヴェネツィア空港に着くと、Mさん・B氏が迎えに来てくれている。

早速、まずはJesoloの海岸のコンドミニアムへ。着いたらもう深夜11時30分。

札幌の家を出てから24時間30分!

7月9日

午前中は海辺でゴロゴロ。あまりに広い海水浴場に驚くが、約20Km近く全て海水浴場。

全てプライベート・ビーチのようになっており、この部屋のパラソルは此処と場所が指定されている。Jesoloの海岸は家族連れが多いそうで、赤ちゃんを連れた家族から、お年寄り、若い人と年齢層の幅が広い。ホテル名で「TOKYO」「SAYONARA HOTEL」等の意味不明のホテルも。我々の居た辺りは「Gina Lollobrgjida通り」。懐かしい!

こちらで売っているサン・オイルには12時〜16時の間は直射日光を浴びないように!との

注意書きが。それだけ日差しが強いということですね。

   

部屋で昼食後Gratoへ。

此処はヴェネツィアと同様干拓した都市だが、観光客は全く来ない処。

静かで良いところで、古い教会を見学。

           

B氏は西欧キリスト文化とイスラム文化との融合・違いを研究しているだけあって、とても詳しく、また親切にやさしく教えてくれます。

夕食は街に出て(街といっても海岸の裏・約20km全てです)ピッツェリアで食事。

レストラン・ピッツェリア・ブティック・お土産屋・小さなサーカスの様なものからパークゴルフから、街中がお祭り広場といった感じで、深夜2時位までの営業!

7月10日

JesoloよりBassano del Grappa 迄移動。

土曜日なので海岸へ行く車の列が凄い渋滞。

Bassano del Grappaに着き、B氏の実家へお邪魔するが、B氏のお父さんのG氏の手造りの家と聞いていたのだが、大きさと素晴らしさにビックリ!

25年かかりでご自分でというのが信じられないくらいです。

まだ引っ越したばかりで、電気もドアノブも完全ではないのだが、将来アグリツーリズモにしてと言うだけあり、畑も広いし敷地も広い。

カルチョーフィの花

     

 

[昼食はリゾットにするが、店ではどのようにつくるんだ?」と聞かれ、いつもの作り方を言うと、「その通り!じゃ一緒につくろう!」と言われ、まずは畑へ行って、ハーブやズッキーニの収穫から始まる。

8人分を作るには鍋が小さいがそんなことはお構いなしにドンドン進む。

家庭でも、ダシをしっかりとるので、本当美味しい!

  

これだもの、マンマの味が1番!とイタリア人は言うわけだ。

この家に居ると、動物と遊んだり、広々としていて、とてもノンビリ出来る。

夕食はリストランテCへ。本当は当店と似たような店で、お勧めのレストランへ行く予定だったが、残念ながら夏休み。お父さんが知り合いに電話しまくって、どこが良いか調べてくれ、今お勧めの店と言うことだった。

途中寄り道をして、15世紀の建築家、Palladioの一番有名な貴族の館に連れっててくれる。ヴェネト州にはPalladioの建築物が多く、当店のお客様の建築家の方も此処を見に来たことがあると言う。ホワイトハウスの原型と言われ納得。

目的の店の料理は良かったが、サーヴィスは悪くは無いが、よくも無く、時間が少しかかったのと、客層がちょっとバラバラで、落ち着かなかったのがG氏には不満だったようで、私は評価しないと言っていたのが印象的。自分たちの店も気をつけなければ。

7月11日

G氏に天気が良ければGrappa山へ登ろうと言われていたが、生憎の雨で断念。

Bassanoの街を案内していただく。街の歴史や地形等を教えていただき散策。

 Grappa

                                 
Grapperiaでグラッパではなく食前酒を。小さく、ノンビリしたとても気持ちのいい街です。

POLIのグラッパ博物館 Naridini社のグラッペリア

午後はG氏とRさんとアウトレット回り。

安い店で人も沢山。サイズも豊富。Poliの店や、ワイナリィへも連れってくれ、G氏はしこたまワインを買っていた。

夕食はLさんの家に呼ばれてるから、一緒にと誘われ伺う。

総勢12名でちょっとびっくり。Lさんは流石イタリアのマンマで、一人で楽しそうに料理を出してくれる。前菜・プリモ・セコンド・ドルチェとフルコース。

楽しいお料理と時間を堪能させていただく。

7月12日

夕方までBassanoの街を二人で探索と言うか、仕入れの時間です。

まずは食材。ただ、この街はあまり安くはないので、少し戸惑うが、美味しそうなチーズ屋さん、肉屋さんを見つける。

          

そして見つけたのがワイン屋さん。Vino da Michere ,ワインの品揃えが素晴らしい!

ついつい話しに夢中になり、1時間半もここにいることに。日本で入手が難しいワインを5本購入。

ちょうどこれから昼食時間ということもあり食前酒として、フリウリの白ワインを頂く。

すると、もう一軒肉屋さんだが、ENOTECAの掲示が。

入ってみると、肉屋さんだがワインも置いてある。ただ、お土産みたいなグラッパばかり。

帰ろうと思うと、地下があるとのこと。

地下に降りると、70歳位の白衣をきた小柄なお爺ちゃんが愛想よく招いてくれる。

地下にの真ん中には小さなテーブルがあり、やはり70歳位のお爺ちゃん達が4人、、「タバコの香りが」「タンニンが」「べリィ系の」「ニンニク料理とは合わない」など等言いながらワインを試している。こんな風景に出会うと感動してしまう。

ここは古いビンテージもあり、リスクを覚悟で71年のBaroloを2本。(液面を見た感じは大丈夫そう)

ここには、またゆっくり来て、ご主人(お爺ちゃん)にワインのご指南を受けたいものです。

 

夕方からVicenzaの街へ。

Vicenzaはヴェネツィア共和国の中でも栄えた都市で、この広場の時計はヴェネツィアのサンマルコ広場と同じと言われ納得。ここにもParadioの建築物があり、きれいな街です。

            

夕食は目的の店があったのだが、お休みで、地元の人のお勧めで何故かカンパーニャ料理の店Cantinellaへ。オープンして1週間目。カメリエ−レがナヨナヨとしていて、ジョークが楽しい。何故か気に入られてしまい、lemoncelloを1本頂いてしまう。

7月13日

今日はFerraraへ。

まずはFerrara城内の見学。牢獄を何箇所も見ることになるが、窓がない部屋や、絶望的なくらい遠くに小さな窓が見える部屋や、当時の囚われた人の壁に書いた文字等、権力者の残忍さを垣間見たような気がします。

屋上からの眺めは素晴らしかったのですが、高所恐怖症の自分にとって帰りの下りの階段は大変な思いをしました。

      

ちょうど街中で、大学卒業のお祝い?をしている風景に遭遇。

イタリアでは、大学を卒業するのは日本と違ってとても難しく、また卒業前に就職する場合が多いので、卒業生は街中に自分の恥ずかしい写真やイラスト、恥ずかしいことを張り出され、また大衆の面前で仮装して、それを読まなくていけないとのこと。

      

微笑ましい風景でした。

途中、マルコ・ポールが中国を発見した資料を基にして想像で建てられたお城へ寄ったりしながら、Bassanoへ戻る。

今夜は最後の夜と言うこともあり、小さなサロンという意味のレストランに連れっていっていただく。

レストランに向かう道中(約20分)、車2台でまるでカーチェイスのように、追いつき、追い抜き。イタリア人は車に乗ると皆レーサーのように人格が変わってしまう。

小さなサロンというが、中庭は広々、中に入るとゆったりとまた広い空間。

シェフが出てきて、お話するが、料理を教えに6回くらい来日しているとのこと。地元TVにも出ていて、有名シェフとのこと。別室で彼の料理講習のビデオを見る。

 

1昨日ご自宅に伺ったが、旅行中でお会いできなかった、G氏の友人の料理研究家のO氏を紹介される。会社の経営者でもあり、地元ヴェネト料理の研究もされ、色々な雑誌にも原稿を書いていて、学生にも教えているそうで、15歳から郷土料理を40年間研究を続ている方。とても親切で、我々の質問にも丁寧に答えてくれる。著書を1冊頂く。

改めてゆっくりお話をさせていただきたい方です。楽しく有意義な晩餐でした。

7月14日

ホテルをチェックアウト中、ワイン屋さんのM氏が別れを告げに来てくれる。

何か感動しますね。また来ますネ!

午前中はRさんが知り合いのチーズ屋さんに2軒連れって行ってくれる。

真空パックもしてくれ、美味しいチーズを無事持ち帰ることが出来ました。

          

ヴェネツィア・ミラノ間の待ち時間が長すぎるので、チケットをキャンセルして、ミラノまで用事もあるからと車で送っていただくことに。

ミラノで40分だけ時間があり、本屋さん等を覘き、マルペンサー空港へ。

今回の旅は短かったのだけど、Mさん・Bさん・そしてご長男のDのおかげで、とても充実した旅でした。2〜3週間居たような気分で、Gさん・Rさんの暖かいお心遣いにも心から感謝です。

マンマの料理・おふくろの味を再認識させられました旅でもありました。

家族の笑顔が見たくてつくる家庭料理。

その初心を忘れてはいけませんね。